遠視のお子様にオススメ 薄型加工
弱視、斜視などの矯正でメガネを作る時、大抵の方は中・強度の遠視・乱視の処方箋
を持参されます。このお客様(4歳)の場合、
R S+4.50 C-1.50 X90
L S+4.50 C-1.50 X90
PD52.0
こんな感じで結構な度数がありました。
これを普通に注文してしまうと、
左の写真のような分厚いメガネになってしまいます。価格の高い高屈折(いわゆる超薄・極薄)
レンズでも同じことです。(そんなメガネを作っているお店は少ないとは思いますが…)
そこで、おすすめしているのが「薄型加工」です。
簡単に言うと、一般的なメガネのレンズは直径7cmくらいの丸生地でお店に送られてきて、加
工機でメガネの形にカットしてフレームにセットするのに対して、「薄型加工」は選んだ枠の形
に仕上がってきます。
この図は選んでいただいたフレームの型をトレースし、仮のオーダーで厚みを計算したものです。
一般の方には分かり難いと思いますが、黒い数字が通常の値、青い数字が薄型加工をした場合
の値。いずれも“厚み”を表しています。この中に表示がないですが、遠視の凸レンズは当然です
が中心が最も厚くなります。この数値が4.5mm→2.7mm。重量は5.2g→2.8g
2.7mm程度の中心厚でしたら、厚みは全く気にならないレベルです。また、これだけの強度です
がレンズは中屈折の1.60の非球面レンズです。やたらと高屈折を勧めるお店もありますが、度数
や瞳孔距離、フレームのサイズによっては1.60あたりが良い場合もあります。必ずしも「高い=良い」
ではありません。
遠視のお子様のメガネは
・成長を見越して少しだけサイズに余裕のあるもの
・目とレンズの距離が安定して保てるしっかりしたフレーム
・度数、サイズなどを考慮した仕上がりのきれいなレンズ
などを考慮して選びましょう。
選んでいただいたフレームでレンズの厚みのシミュレーションをさせていただきます。
お子様のメガネは 三本松 メガネのカワイ へ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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